2021.5.1 本日の稽古を終わりにします。
「頑張れる」の話。
今回は「頑張れる」のお話です。
前回の稽古から、新しい仲間が増えました。
色々と立場が変化していきますので、「頑張れる」かな。
前回から新たな変化に気づきました。
今まで、教わっていた子が教えているんです。
そういう事は、正直予想もしていませんでした。
でも、やっぱり彼も先人。
空手を先にやっているという自信が、彼をそういった行為へと向かわせたのでしょう。
なんというか、何気ない場面での大きな進歩を感じました。
成長は些細な場面でつぶさに現れることを改めて教わりますね。
今回も見学の方がいらっしゃいました。
これも重ねて嬉しい限りです。
賑やかなのは気分を高めてくれますし、改めて気を締めてくれます。
最近は見学続きなので、よく質問を受けます。
今までもありましたけど。
「うちの子、落ち着きがないんです。」
こういっちゃなんですが、ほとんどの子が落ち着きありません。
一見、整列して私の号令に従っているように見えて…
キョロキョロしてたり、あくびしたり、だらだらしたりとそんな感じです。
当支部では子供たちしかおりませんので、そんなこと日常茶飯事です。
落ち着きのない子は、その場に目的が無いからです。
空手という目的があれば、ジーっとその場に留まれます。
買い物に行けばふらふら~って動き回る。
家だとゲームや漫画、興味のあるおもちゃにはジーっとして遊べる。
たぶん、ご家庭では経験があると思います。
そして、親の言うことは聞かない。
私自身も子育て真っ最中ですから、そういった経験しかありません。
落ち着きないな~。
頼りないな~。
でも、はたから見れば真逆の印象。
面倒見も良いそうです。
私の気づかないところで、子供たちは成長しています。
両親の持つ不安は両親のいない場所では全く別の顔を見せると思います。
安心してお預けください。
泣いていても構いません。
稽古中ずーっと泣いていたって良いです。
ちゃんと怪我の無い様に、その子が安心できるように目を見張っていますから。
その内、場に慣れて稽古が進みます。
なんなら、休憩中に子供同士が勝手気ままに遊び始めます。
空手は空手、なんなら休憩時間の追いかけっこが本題な子もいるかもしれません。
それで良いんです。
空手を通じて成長するなら、空手の意味はそこにあります。
家は、両親がいくら厳しくても甘えられる場所です。
空手だけではありませんが、外は無条件では甘やかされる場所ではありません。
子供たちもそこらへんは本能的に気づいてますからね。
すごいですよ、子供の察する能力と本能は。
なので、「落ち着きないから~」なんて、気にしなくていいですよ。
最初からできる子はほとんどいません。
時間と場所が育ててくれます。
もちろん、出来る子は出来る。
これからの子は、ほとんど出来るようになるです。
入門してから、1カ月、3カ月、半年、1年と続けてきた子の成長は違います!
全くやっていない子と差は歴然です。
空手もそうですし、挨拶もです。
関わり方が変わってきますね、それだけ時間と場所が育ててくれています。
いつも通り、言いたいことが渋滞してきたのでここいらで終わりましょう。
私はいつも「頑張れよ」です。
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