220回目!

2023.1.26 本日の稽古を終わりにします。

 

「受けて返す」の話。

 

今回は「受けて返す」のお話です。

とても大事な稽古です。

色んな意味で...。

 

空手では良く「受けて返す」という稽古をします。

 

いわゆる受け返しです。

 

相手が攻撃してくる!

 

受け技を出す。

 

相手に反撃する。

 

この一連の流れがしっかりと出来ないと、相手に攻撃されて終わってしまいます。

 

相手の攻撃を受ける技術。

 

その前に相手の動きを視る技術。

 

そして相手に反撃する技術。

 

どれも簡単ではありません。

 

なぜなら!!!!!

 

人間は外部からの攻撃に対して無防備ではありません。

 

風が吹けば反射的に目をつぶります。

 

熱いものを触れば手を引きます。

 

怖いと感じれば身体がすくみます。

 

これらの防御反射を如何に克服するかが大切になります。

 

相手の攻撃はどんな攻撃だろうか?→痛い?強い?どんな人?

 

どうやって避けようか?→手で?膝で?一歩下がる?

 

その後はどうしよう?→突きを出そうか?蹴りを出そうか?逃げた方が良いかな?

 

などなど、色々と判断が必要です。

 

この判断はそういった刺激に慣れることで最適化されていきます。

 

先生のパンチと幼年組のパンチはどっちが痛いでしょうか?

 

この子のパンチは当たると痛いから避けよう!とか。

 

この子のパンチなら当たっても耐えられるから反撃しやすいぞ!みたいな感じです。

 

こちらが反撃しようにも相手も攻撃を受けたくはありません。

 

どうやったら相手に攻撃が出来るのか考える必要があります。

 

そうした思考の最適化を図るためのトレーニングが「受けて返す」です。

 

これは何も空手だけのものではありません。

 

空手では身体的なものとなります。

 

コミュニケーションも「受けて返す」です。

 

相手がどんな状況で、どんなことを言うのか。

 

自分はそれに対してどう受けてどうやって返すのか?

 

慣れていないと上手く返せません。

 

失敗(空手では痛い思い)をすることで、その失敗をしない様に考える必要があります。

 

もちろん、失敗も押し通せばそれは一つの正解かも知れません。

 

しかし、最適化?とは程遠いかもしれません。

 

どういう判断をするかはその子その人で異なって当然ですが、そういった練習をする場面があるか無いかは大きな隔たりがありますよね。

 

出来ればそういった場面に身を置いていたいですね。

 

不測の事態はいつだって突然です。

 

練習できるなんてラッキーです。

 

空手を通じて精神面も一緒に鍛えられたらより最高です。

 

そういった場になる事を考慮しつつ、

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!