2025.4.9 本日の稽古を終わりにします。
「想像してみる」の話。
今回は「想像してみる」のお話です。
「想像してみる」って思ってるより大変ですよね。
ふんわりならやりやすいとは思うのですが…。
今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。
演武祭に向けて新たな演武を作成しましょう!
ということで、いくつかの曲を選定してもらいました。
候補は7曲かな?
この7曲を実際に聞いてもらいながら、どんな雰囲気か考えてもらいました。
まさに「想像してみる」です。
こういう曲調ならこの型が使えるかな?とか。
この雰囲気ならこうやってみようかな?とか。
これだったらこれを組んでみよう!とかとか。
結構大変な作業です。
自分のやりたいようにとは思いますが、およそ3~4分程度の曲ですからね。
一つ二つじゃなくて、全体的に作るとなると本当に考える事がいっぱいあります。
演じる方も大変ですが、演じさせる方もそれはそれで苦悩は尽きません。
それでも、曲を聞いているとこれは良いかも?やこれは難しいかも?なんて表情もちらほら出てきますね。
素晴らしい変化だと思います。
そういった好みがあるのは大切ですし、正解もないですからね。
アウトプットの練習ですから、一杯困惑してもらえたらと思います。
そういった中で意見を出し合って、カタチを作り出す。
もちろん、与えられたものをこなすことも大切です。
さらにそこから自分なりに発展させる。
自分の意見を乗せていく。
相手に納得してもらえるように立ち回る。
などなど、空手とはいったん離れますが大人数での動き方もありますからね。
空手の動きだけではなく、集団の中での動きも知って成長するのは演武ならではかな?なんて思います。
最近取り入れた型の稽古もいくらでも自分を追い込める稽古ですし、やればやった分変化していくはず。
どこまで追い込めるかは自分次第。
こうなりたい!こうしたい!!って思いを身体を通じて発現する。
気持ちを込めて!!なんて話もありますが、気持ちを身体に乗せて動かすの方が分かりやすい気もします。
気持ちを込めた分、感情的であったり勢いが増したり、力強さにもつながります。
だらだらした動きと意識している動きでは雲泥の差ですからね。
見ている側からしたらめちゃくちゃ分かりやすい。
表情も違いますし…。
空手では常に相手を「想像してみる」必要があります。
ただ突っ立っているわけではありません。
こちらに攻撃してくる人が相手ですから、自分が止まっていてはやられてしまいます。
そうならないためにも、動きを「想像してみる」。
演武を使って全体を「想像してみる」。
色んな方向性が考えられる一幕でした。
来週には曲が決まって、演武の作成になればと思います。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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