2025.4.30 本日の稽古を終わりにします。
「手と足」の話。
今回は「手と足」のお話です。
ちょっとズレただけで受けられない。
少しの差で大きな違いが生まれます。
今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。
演武も型も要は技の応酬です。
技のかけ方1つとっても、お約束事がたくさんあります。
手の位置や足の位置がちょっとでもズレると技が成立しない。
当たっても威力が乏しい。とか。
本当に1cmとかそういうレベル。
下半身から上半身への連動。
この間の型大会での審査基準にもなっていましたね。
淀みない下半身と上半身のスムーズな連動が爆発的な威力を生み出す。
これを動いている相手に当てるとしたら、より精度が下がります。
でも、その一点を目指して打ちこむ。
並大抵の努力では成せない事でしょう。
この「手と足」は密接です。
土台が悪ければ不安定となります。
重心が不安定なら軸は大き崩れてしまいます。
軸を保つ。
というのは、些細な修正を沢山する必要がありますね。
ダイナミックな動きから繊細な、巧緻的な操作へ。
一つ一つの作業は決して難しいとは言いません。
ただ、動きながらそれを維持する。
さらに幾つもの動きを同時に維持するとなれば、その大変さは芋づる式に膨れ上がります。
ですが、決してできないものではありません。
少しでも、一手でも「手と足」の動き方に注意する。
その意識が大切です。
今すぐじゃなくて、その先で。
目指す先は手前の一歩からですからね。
そんな小難しいこと言われてもよく分からんよ!
って、事もよく分かります。
まずは自分と周りの動き方の違いを知る。
ちゃんとした見本を知る。
そして、見比べる。
それが正しいのか間違っているのかは、正しいものをしっかりと認識する必要があります。
そうなると自ずと違いが理解できます。
「あぁ、これは違うのか?」って。
自分の感覚や世界にとらわれ過ぎず、外部の情報も取り入れて「手と足」とさせる。
簡単じゃないからこそ、ちょっとずつ日進月歩でレベルアップして行ければです。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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