535回目!

2025.4.30 本日の稽古を終わりにします。

 

「手と足」の話。

 

今回は「手と足」のお話です。

ちょっとズレただけで受けられない。

少しの差で大きな違いが生まれます。

 

今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。

 

演武も型も要は技の応酬です。

 

技のかけ方1つとっても、お約束事がたくさんあります。

 

手の位置や足の位置がちょっとでもズレると技が成立しない。

 

当たっても威力が乏しい。とか。

 

本当に1cmとかそういうレベル。

 

下半身から上半身への連動。

 

この間の型大会での審査基準にもなっていましたね。

 

淀みない下半身と上半身のスムーズな連動が爆発的な威力を生み出す。

 

これを動いている相手に当てるとしたら、より精度が下がります。

 

でも、その一点を目指して打ちこむ。

 

並大抵の努力では成せない事でしょう。

 

この「手と足」は密接です。

 

土台が悪ければ不安定となります。

 

重心が不安定なら軸は大き崩れてしまいます。

 

軸を保つ。

 

というのは、些細な修正を沢山する必要がありますね。

 

ダイナミックな動きから繊細な、巧緻的な操作へ。

 

一つ一つの作業は決して難しいとは言いません。

 

ただ、動きながらそれを維持する。

 

さらに幾つもの動きを同時に維持するとなれば、その大変さは芋づる式に膨れ上がります。

 

ですが、決してできないものではありません。

 

少しでも、一手でも「手と足」の動き方に注意する。

 

その意識が大切です。

 

今すぐじゃなくて、その先で。

 

目指す先は手前の一歩からですからね。

 

そんな小難しいこと言われてもよく分からんよ!

 

って、事もよく分かります。

 

まずは自分と周りの動き方の違いを知る。

 

ちゃんとした見本を知る。

 

そして、見比べる。

 

それが正しいのか間違っているのかは、正しいものをしっかりと認識する必要があります。

 

そうなると自ずと違いが理解できます。

 

「あぁ、これは違うのか?」って。

 

自分の感覚や世界にとらわれ過ぎず、外部の情報も取り入れて「手と足」とさせる。

 

簡単じゃないからこそ、ちょっとずつ日進月歩でレベルアップして行ければです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!