2025.5.21 本日の稽古を終わりにします。
「マネって難しい」の話。
今回は「マネって難しい」のお話です。
こうしてみて?って伝えて、その通りに動けますか?
案外と難しいと思います。
今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。
空手の稽古に見取り稽古というものがあります。
要は見て覚えてね!ってやつです。
細かく教えるものと違い、見る側の能力も必要ですね。
おんなじ動きのはずだけど、ちょっとずつ変化しているのはそういった背景もあるのかもしれません。
流派なんかもそういった中で生まれていったのでしょうね。
当支部でもそういった稽古も行っています。
というか、人の動き何て人それぞれなんでみんな一緒って本当に難しいです。
ただ、技ですので一定の基準は必要ですね。
理解するには時間がかかるのも事実です。
見て覚える。
なぜそうなのか?を考えつつ身体を動かす。
理解した上で自分の動きになるまで昇華する。
こうなってくると新しい形ですね。
見て動くだけでは、まだまだ形になるだけです。
一歩踏み込んだところに理解があります。
私もまだ分かりません。
正直な所。
答えはきっと沢山あるのでしょう。
足元に落ちているものかもしれませんし、ずーっと遠くにあるのかもしれませんしね。
そんな思いを持っていると、指導するってすごく難しいというか堅苦しいというか悩みの尽きないものです。
上達してほしいって気持ちは根底にあるので、伝え続けることはやめられません。
真似してみて!って伝えても、「マネって難しい」 って感覚です。
実際は真似していますからね。
こちらが捉えている答えとは違うので、×がつくわけですが…。
それが何に繋がるのか?そこに至ればさらに理解も深まって、「マネって難しい」がちょっとずつ瓦解してくれるのでしょうね。
憧れというか、こうなりたい!って思ってくれればなお良しです。
形を真似するのと、想定というか目的に沿って動くのでは全くの別物ですからね。
できれば目的に沿って動けるようになってほしいっていうのは指導者心でしょうか。
せっかくの武道ですからね、万が一に備えてほしい。
とっさに動くって常に準備が必要ですからね。
誰もが出来るわけじゃありません。
最初は拙い真似。
それで充分です。
ちょっとずつ時間が過ぎて行くうちに上達していけますからね。
時間がかかるのは当然かもしれません。
というわけで…。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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