557回目!

2025.6.25 本日の稽古を終わりにします。

 

「やり慣れない」の話。

 

今回は「やり慣れない」のお話です。

数打てば成果は上がります。

でも、そもそも数の前に動きが分からない…どうする?

 

今日の稽古は通常稽古と演武・型コースでした。

 

普段からやっている動きだけど、ちょっとフォーカスしてみると思ったように動けない事があります。

 

最近のテーマは後ろ蹴り。

 

蹴り足のかかとが上を向くか横を向くか。

 

出来ればかかとを上に向かせたい。

 

厳密には真上じゃないだろうけど…。

 

蹴り足をコントロールするってすごく難しいですよね。

 

回し蹴りならつま先が横を向く。

 

前蹴りならつま先は上を向く。

 

後ろ蹴りならつま先は下を。

 

後ろ回しならつま先は横で、かかとで蹴る。

 

とうとう、絶対のルールではありませんが概ねそうしていこうねって類です。

 

試合中にそんなにきれいに動く必要もありませんが、技として考えるなら普段の稽古中は大切なルールかと思います。

 

ちらほら見かける前蹴りの時のつま先ねじれ問題。

 

最近のテーマの後ろ蹴りつま先横向きがち傾向。

 

これ、どちらもまだ筋力不足かな~?って印象もあります。

 

子供たちの身体はまだ成長期ですからね、動きやすい方に動いてしまいがちですので。

 

加えるなら股関節の使い方が難しいのでしょう。

 

動く方に一生懸命になっているので、自分の身体の位置関係には目を配る余裕が無いかもしれません。

 

ちょっとずつで良いので、軸足の向きや蹴った先の自分の足の位置を確認できるようになると変化していくはずです。

 

「やり慣れない」動きはまずはちょっとずつ。

 

これは結果を急ぐあまりないがしろになってしまいますが、大事だなって。

 

ついでに何でもいいじゃん!って考えも否定できませんが、力をよどみなく余すことなく最大限の発揮を目指すなら効率を落とす動きは最善とは言えません。

 

脇を開いた突きは腕の力に依存しますし、肘を下げて打つ打撃は体重も加味されるので重さが増します。

 

ケースバイケースとはなりますが、どっちかではなくどちらも使い分ける必要があると思いますね。

 

実際の稽古では脇を開かない!って指導することが多いですし、足の向きも一緒です。

 

身体が楽な方に流れるなら、勝手にそっちじゃない方は鍛えられます。

 

身体を曲げる動きと伸ばす動きなら人間は曲げる動きの方が得意です。

 

伸ばす動きは産まれてから後天的に鍛えられますので、どちらかと言えば苦手な方でしょう。

 

苦手な動きを伸ばすことで、身体がスムーズに動きますからね。

 

得意をめちゃくちゃ伸ばすのも大切。

 

苦手をちょっと鍛えるのも大事。

 

どっちも重要ですね。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!