570回目!

2025.7.24 本日の稽古を終わりにします。

 

「ちょっと変えるだけ」の話。

 

今回は「ちょっと変えるだけ」のお話です。

ほんの少しの変化が大きな変化に繋がります。

ちょっとだけでもね。

 

今日の稽古は通常稽古と組手・ミットコースでした。

 

ミットに打ち込む時、強く打とうとして力みが出やすいですよね。

 

心理的にも強く強くと意識も働きますからね。

 

そうすると身体ってちゃんと反応します。

 

グーっと力を強張らせる方向に。

 

関節もぐっと固くなります。

 

トンカチやハンマーの様に全身がしっかりと固定された状態での打撃であればめちゃくちゃ痛いでしょうね。

 

ただ、そこは人間ですので…。

 

何処かしら弱い部分に力が分散してしまう。

 

ぐっと強張らせるデメリットにスピードの減算もありますね。

 

力をぐっと入れた状態で素早く動ける人ってほとんどいないと思います。

 

しなやかな動きの最後に力を込めるのが理想でしょうね。

 

それが足から手先にかけて体重移動と力の伝導に繋がっていき、強い打撃となるでしょうから。

 

ただこれって、すごい厳密に行くとめちゃくちゃ難しいと思います。

 

力のベクトルを針の穴を通すような感覚で整えて繋げていかなければ成り立ちません。

 

手打ちだけより体重移動を。

 

体重移動だけではなくて重心のコントロールを。

 

重心のコントロールを足から。

 

といったように、一つよりも幾つもの動作を使って打ち込む。

 

これ、本当に大変です。

 

だから稽古してるんですよね。

 

「ちょっと変えるだけ」で本当に威力って変わります。

 

逆に手を抜くとすぐに分かります。

 

喰らった側の衝撃も打った側の衝撃も格段に違いますからね。

 

これを止まったミットにちゃんと打ち込める。

 

その上で動く的にも自分が合わせて動いていく。

 

難易度は格段に飛躍しますけどね…。

 

ちょっとでもいいからこの違いを肌身で感じてほしいです。

 

うわぁ~痛いではなく、こうやって打ちたい!になってもらえたら尚更です。

 

ほんと「ちょっと変えるだけ」ですからね。

 

力みを取る。

 

無駄を省く。

 

脱力をする。

 

どんなスポーツにも通ずる最強の一手かもしれませんね。

 

軸を意識する。

 

自分の動き方を知る。

 

スムーズさを感じる。

 

やること盛りだくさんですね。

 

筋トレも大事。

 

でも、今の動き方を変えるのは手っ取り早く変化を生みます。

 

どっちも大切ですね。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!