2025.8.28 本日の稽古を終わりにします。
「本気」の話。
今回は「本気」のお話です。
なったことありますか?「本気」。
これ、どうやって出すんでしょうね?
今日の稽古は通常稽古と組手・ミットコースでした。
「本気」を出すって、実はすごく難しくてですね。
少なくとも自分は難しいです。
あんまり「本気」って出したことが無いと思います。
というか、出し方が実は分かりません。
出したことが無いからですよね。
「本気」や実力ってちゃんと出そうとしないと出ません。
そりゃそうだ!って話です。
大きな声も出そうとしなければ出ません。
全力で打ってみて!と伝えたところで、しっかりと全力で打てるって実はすごいと思います。
知らず知らずに加減してしまいますから。
身体の話をしてみますが、実際に人間が力を込めて打撃を打とうとしたところで身体は力をセーブして動きます。
なぜなら、100%で動いたら身体が壊れるからです。
怪我しますからね。
だから、「本気」では打てない。ってなります。
ちょっとここで言う「本気」の意味合いが変わってしまいますが…。
「本気」で打とうとしなければ、「本気」にはなれません。
がむしゃらとも違います。
加減も難しいですよね。
人に合わせて加減するって、ほとんどの場合が加減ではなく手抜きになると思います。
本来以上に力を抜いて動いている気がします。
もっとやっていいのに。っていつも思っています。
特定の誰かには出来るのに、それ以外の人には出来ない。って場面、多々あります。
兄弟には強く出れるけど、他人だと手を抜いてしまう。って感じですね。
人間のみならず物体が何らかしらの衝撃を発生させた場合、作用反作用の法則が働きます。
自分が起こした衝撃分の威力を自分にも受けるってやつです。
空手の突きで言えば、突いた威力分自分の手首や肘、肩にその衝撃が加わります。
鍛えが足りないと怪我に繋がる部分ですね。
「本気」を試すにはそれ相応の防御力というか対策が必要です。
「本気」で打てなくてもちゃんと力を込めて打てるかどうかが大切。
発揮した分、自分に返ってきた衝撃を受け止める。
それらを繰り返すことでどんどん剛性が増して強くなっていきますからね。
痛い思いをするのは決して弱いのではなく、強くなるための準備です。
そうなるためにも稽古毎に打つ。
稽古毎に受ける。
結局のところ、塵積って山となるです。
鍛えられれば痛みも慣れます。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
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