582回目!

2025.9.4 本日の稽古を終わりにします。

 

「肩の力を抜いて」の話。

 

今回は「肩の力を抜いて」のお話です。

「肩の力を抜いて」行きましょう!

って言われたところで、案外やりづらいですよね。

 

今日は通常稽古と組手・ミットコースでした。

 

組手をする、相手に対して打撃を与える、受けるってほとんどの場合強張りますよね。

 

「肩の力を抜いて」!なんて言われても難しい。

 

癖と言ってしまえば癖です。

 

力む癖。

 

脱力って言うけど、これってめちゃくちゃ難しい。

 

しっかり打ち込もう!って思うと、大半の場合は力みます。

 

力むと肩が上がり、脇が開き、肘が縮み、拳が遅くなります。

 

脱力って全身がだらんだらんの状態ではありません。

 

適切に力が抜けて、余計な力が入ってない状態のことを差します。

 

これって、どんな競技でも目指すべき境地だと思います。

 

某漫画にありましたが、身勝手の極意なんてそうでしょうね。

 

感覚を研ぎ澄まして、力むことなく自分自身の力を発揮する。

 

焦って相手の攻撃を受けるではなく、感覚的に避け、受けて返す。

 

後の先を取り続ける様な動き。

 

「肩の力を抜いて」です。

 

相手を攻めようとする時。

 

相手のラッシュをいなす時。

 

いずれも力みやすい状態です。

 

そこに力むことなく平常心で挑めたなら強いですよね。

 

焦りも欲も無く思うがままに動けるのなら。

 

ですが、気持ちの問題だけで解決しないのが、この「肩の力を抜いて」です。

 

理論的に考えるなら、力む癖をどうやって抜くかですね。

 

突きの出し方。

 

蹴りの出し方。

 

いずれも力みが邪魔をします。

 

速さは重さですからね。

 

筋力が強ければ速度に影響するそうです。

 

力を込めると打撃の速度は遅くなります。

 

力を抜くと打撃は速まります。

 

その差は動く癖にも影響します。

 

一つの動きを丁寧に取り組むことで、その動きは洗練されていきます。

 

ゆっくりで良いんです。

 

最初は。

 

その先に徐々に速度を上げていければ良い。

 

肩が上がってしまうなら、打つどのタイミングで肩が上がっているのか知る必要があります。

 

打ち始めなら力入れて動いている証拠です。

 

打ち終わりなら肩をひねりすぎかもしれません。

 

何処が一番威力が強いか?も大切ですが、どうしたら相手に効くか?が大事です。

 

威力が強いのは大切ですが、効かなければ意味がありませんからね。

 

効くというのは当たっていることが前提ですから。

 

ちょっとでも癖が変わってくると大きな変化が生まれますからね。

 

少しの変化が重要です。

 

癖は簡単に無くなりませんからね。

 

自分がどれだけ意識をしているかで、変わっていきます。

 

意識ってそういう時にも影響しますね。

 

あ、これ違うかも?って思えるならそれは良い影響です。

 

そうした意識を芽生えさせつつ稽古に取り組んでもらえたら何よりです。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!