588回目!

2025.9.18 本日の稽古を終わりにします。

 

「ともかくともかく」の話。

 

今回は「ともかくともかく」のお話です。

ひたすら練習!って大変ですが、大切なこと。

「ともかくともかく」やってみたことってありますか?

 

今日の稽古は通常稽古と組手・ミットコースでした。

 

「ともかくともかく」稽古を頑張る。って出来ますか?

 

道場に通っているほとんどの子は稽古を頑張っていると思います。

 

前提はいったん置いておいて。

 

上手くなりたい!

 

怒られたくない!

 

理由は千差万別ですが、皆共通してその時間を頑張っているですよね。

 

そういった中、「ともかくともかく」頑張るっていうほど集中する時間ってありますかね?

 

これ、結構難しいって思ってます。

 

別の先生とも話をしましたが、「全力を出す」って出来ます?

 

私は即答できます。

 

「出来ません」と。

 

なぜなら、全力ってなんだか分からないからです。

 

指導中は確かに、「しっかりやって」とか「全力だしてみて」って声掛けをしてしまいます。

 

実際にはそれが難しい事を知っているのに。です。

 

「ともかくともかく」やり続ける事が、全力に繋がると信じていますが、実際に全力ってどうやって出すのでしょうね?

 

脳機能的に筋発揮を100%出すことは不可能だそうです。

 

100%発揮したら、筋肉やら腱が損傷しますからね。

 

それにその分の威力を作用反作用の法則で跳ね返ってきますから、自分へのダメージも否めません。

 

とはいえ、怪我をするほど打ち込むのが全力!って意味合いは一ミリもありません。

 

今出せる力を発揮してね!とか。

 

集中するよ!とか。

 

無駄なく力を伝えてね!といった技術的な方面が「全力」に近いのかもしれませんね。

 

といった中で、「ともかくともかく」は集中をするための合言葉でしょうか。

 

他を考える間も無く「ともかくともかく」打ち込めたのなら、きっと全力でしょう。

 

途中で、お腹空いたとか早く終わらないかな?なんて考えられたなら「ともかくともかく」には程遠くなります。

 

精神面のお話ってなってしまうとそれはそうなのですが…。

 

「ともかくともかく」行きつく暇なく打ち込むとか稽古してくれているなら、それは一つの全力だとおも思っています。

 

強いることが出来るなら、自分の打った感覚やその音をいつも聞き比べてほしい。って感じです。

 

そういった稽古も時間はかかりますが、大切にしていきたいですね。

 

結構下段蹴りが得意な選手が多いのですが、ある意味攻めやすさに特化しているとも言えます。

 

上段蹴りは不安定になりますからね、ハイリスクハイリターンです。

 

その点、ローはローリスクローリターンです。

 

そしてちゃんと効くし実践重視。

 

でも…。

 

攻撃の選択肢の幅を自分で狭める結果にも…。

 

常に蹴りなら3段階の高さへ。

 

突きなら9等分。

 

と選択肢を多く持つ必要があると思っています。

 

ここしか攻撃してこない!

 

より、多彩過ぎて的を絞れない!の方が戦術立てやすいですからね。

 

ただし、高度過ぎますが…。

 

そういった稽古も「ともかくともかく」やってみる。

 

最初から出来る人は居ませんからね。

 

1mmでも、0.1mmでも重ねた方が強くなります。

 

「ともかくともかく」やってみよう!ですね。

 

さぁ、次の稽古も頑張りましょう!