2025.9.18 本日の稽古を終わりにします。
「ともかくともかく」の話。
今回は「ともかくともかく」のお話です。
ひたすら練習!って大変ですが、大切なこと。
「ともかくともかく」やってみたことってありますか?
今日の稽古は通常稽古と組手・ミットコースでした。
「ともかくともかく」稽古を頑張る。って出来ますか?
道場に通っているほとんどの子は稽古を頑張っていると思います。
前提はいったん置いておいて。
上手くなりたい!
怒られたくない!
理由は千差万別ですが、皆共通してその時間を頑張っているですよね。
そういった中、「ともかくともかく」頑張るっていうほど集中する時間ってありますかね?
これ、結構難しいって思ってます。
別の先生とも話をしましたが、「全力を出す」って出来ます?
私は即答できます。
「出来ません」と。
なぜなら、全力ってなんだか分からないからです。
指導中は確かに、「しっかりやって」とか「全力だしてみて」って声掛けをしてしまいます。
実際にはそれが難しい事を知っているのに。です。
「ともかくともかく」やり続ける事が、全力に繋がると信じていますが、実際に全力ってどうやって出すのでしょうね?
脳機能的に筋発揮を100%出すことは不可能だそうです。
100%発揮したら、筋肉やら腱が損傷しますからね。
それにその分の威力を作用反作用の法則で跳ね返ってきますから、自分へのダメージも否めません。
とはいえ、怪我をするほど打ち込むのが全力!って意味合いは一ミリもありません。
今出せる力を発揮してね!とか。
集中するよ!とか。
無駄なく力を伝えてね!といった技術的な方面が「全力」に近いのかもしれませんね。
といった中で、「ともかくともかく」は集中をするための合言葉でしょうか。
他を考える間も無く「ともかくともかく」打ち込めたのなら、きっと全力でしょう。
途中で、お腹空いたとか早く終わらないかな?なんて考えられたなら「ともかくともかく」には程遠くなります。
精神面のお話ってなってしまうとそれはそうなのですが…。
「ともかくともかく」行きつく暇なく打ち込むとか稽古してくれているなら、それは一つの全力だとおも思っています。
強いることが出来るなら、自分の打った感覚やその音をいつも聞き比べてほしい。って感じです。
そういった稽古も時間はかかりますが、大切にしていきたいですね。
結構下段蹴りが得意な選手が多いのですが、ある意味攻めやすさに特化しているとも言えます。
上段蹴りは不安定になりますからね、ハイリスクハイリターンです。
その点、ローはローリスクローリターンです。
そしてちゃんと効くし実践重視。
でも…。
攻撃の選択肢の幅を自分で狭める結果にも…。
常に蹴りなら3段階の高さへ。
突きなら9等分。
と選択肢を多く持つ必要があると思っています。
ここしか攻撃してこない!
より、多彩過ぎて的を絞れない!の方が戦術立てやすいですからね。
ただし、高度過ぎますが…。
そういった稽古も「ともかくともかく」やってみる。
最初から出来る人は居ませんからね。
1mmでも、0.1mmでも重ねた方が強くなります。
「ともかくともかく」やってみよう!ですね。
さぁ、次の稽古も頑張りましょう!
コメントをお書きください